2019/01/19
『お客様は神様ではありません』~子や孫に人間の尊厳を教えよう/岡崎市東部研修所にて
飲食店での配膳態度が悪いとか販売店での接客マナーが気に入らないとか、命まで奪われる悲しいニュースが報じられています。
そんなに接客マナーや客に対する態度の質が落ちたのか、気の短い客が多くなったのかは定かではありませんが、サービスを提供し、挙げ句の果て殺されてしまったのでは浮かばれません。
かつて有名な歌手の「お客様は神様です……」が流行したことがあります。何十年も前のことです。この「お客様は神様」が現代にすっかり定着したのかも知れません。
そういえば、誰もが利用し便利なコンビニエンスストアの店員さんたちの接客マナーや態度にはいつも感心します。マニュアル通りでしょうが、客として良い気分になります。自分は神様かと錯覚をしてしまいそうです。
そのせいか、少しでもマナーや態度が気に入らなければ、厳しく抗議したり、激昂したりの極端な人が現れ出します。
頭を切り替えたいものです。「売って頂く…」です。「食事を提供して頂く…」です。
客も、店員も、患者も、看護師も……皆が人としての尊厳を大切にされなければなりません。
子や孫に引き継ぐものはこの精神ではないでしょうか。
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【NHKクローズアップ現代平成30年11月12日放映】
昨日、たまたまNHKテレビで、来客者からの暴言、恫喝、カスタマーハラスメントのことが放映されていました。
「お客様第一主義が裏目に」
「クレームが昔とは変わってきた。」
アメリカではハラスメントまでは行かない。正しいと思う人は、理不尽なことを許さないからだと。
過剰サービスの過剰期待
「法令の整備も!」との意見がおこっているとも報じていました。
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~法律で縛る内容ではないと思います。店員に当たり散らしたり、威張る姿は、3才の子でも、見ていて悲しそうな顔をします。人間に本来備わっている理性です。悲しいことに成長の過程でおかしくなってしまったのですね。
お互いに良いところを誉め合う、認め合う、共感し合う社会が必要です。
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お客様は神様ではありません。
勘違いを治す意識改革は幼稚園教育から始めましょう。
~すべて人は人間としての尊厳を尊重されなければなりませんね。
…………愛知県岡崎市東部研修所にて
……………………………常務取締役 河合博昭